ピグマリオン効果と心理的資本
成果評価の季節になると、育成の議論と共に、「ピグマリオン効果」を意識します。
この引用記事でも解説されていますが、「ピグマリオン効果」とは、「この人はできる」といった期待感をもつことで、期待された人の成長が本当に高まること。
逆に、「この人はダメた。成長しない。」と思ってしまうと、その人が本当に悪い方向に向かってしまう・・・私は「逆ピグマリオン効果」などと呼んでいましたが、「ゴーレム効果」というそうです。
そんなことを思い出していると、心理的資本の「HERO」とも関係している気がしてきました。
HEROは
Hope 希望
Efficacy 自己効力感
Resilience 回復力
Optimism 楽観
なのですが、「期待されること」がこれらを高めてくれる気がするのです。
以前、「楽観的」だと自分に甘くなるので良くないのでは?と思ったことがあるのですが、現状は悲観的な状態であっても、「将来の自分」に対して「きっとできるようになる」と楽観的でいられることが大切だとか。
そういう意味で、現状は正しく評価しつつ(←甘くみるのではなく)、相手が必ず成長すると信じ、期待すること。
・・・の大切さを改めて感じているこの頃です。