他社誹謗広告は逆効果
最近、聞き放題のオーディオブックで、「お金持ちになるための・・・」とタイトルに入っているような、いわゆる「成功本」のような本を聞きました。
冒頭、
世の中にはたくさんの成功本が溢れているけれども、そのような本を読んでお金持ちになったと言うような話を聞いたことがありません。なぜか?それは、それらの本がほとんど役に立たないからです。
という書き出しで始まっていたので、おぉ、これまでの本とどこが違うんだろう?と思って聞きだしたのですが、はっきり言って巷にある本と同じようなことが書かれていました。
内容自体は、さほど悪くはないと思ったのですが、冒頭の他の本を誹謗するような書き出しが、読者の興味をそそるものの、単なる他者誹謗だったなと思わせられて、途中から聞くのが嫌になってしまいました。
他者をおとしめて、自分を持ち上げようとするやり方は、やっぱりいただけないですよね。
広告でも、よく他社製品をけなすことで自分を持ち上げようとしているようなものを見かけます。いわゆる比較広告なのですが、私がよく利用している食材の通販カタログなんかを見ていても、「これは市販品と違います」と言うような形で、「市販品には添加物がいっぱいだけれども、こちらは無添加」と言うような記載を見かけることがありますが、市販品も様々なのに、そんな決めつけるような比較をどうしてするんだろう、といつも疑問に思ってしまいます。
そういう広告を見てしまうと、明らかに見劣る他社事例だけを引き合いに出して比較して、自分を持ち上げようとしているんだなと思ってしまうので、逆に広告効果として良くないんじゃないかなと私なんかは思ってしまいます。(少なくとも私には、逆効果です。)
他者を貶める比較広告、逆効果ですよ!