アンガーマネジメント入門
アンガーマネジメント入門
以前、ワークショップを受けたこともあるので、復習の意味合いも込めて読んでみました。
ワークショップで「怒りを感じた時のことを書き出して、怒りのレベルをつけてください」と言われたときに、あまり思い当たるものがなかったのですね。で、その時に私が質問させて頂いたのが「怒り」はあまりないのですが「悲しい」気持ちになることはある。これも「怒り」なのか?
答えは、そういうネガティブな感情は全て書き出してください、とのことでした。「怒り」というほど強いものでなくても、ネガティブな感情は怒りに繋がる(前駆状態?)とのこと。
そういう観点で書き出すと、怒りのレベルとしては小さくても、「自分だけ知らされていなかった」というような状況で疎外感を感じて悲しくなる、ということは結構ある、ということに気づかされました。
こういう、アンガーログ/ストレスログを書き出すこと、が、まずは自分の怒りのパターンに気づくのに有効。自分自身のコアビリーフ(~すべき、と思っていること)を否定されるような状況で怒りを感じるので、そもそも、自分のコアビリーフが歪んでないか?と振り返るきっかけになります。
自分の怒りのトリガーに気づいて対策を打てるようになる、とも書かれていますが、その部分を読んで、随分前ですが、電車が遅れたり、待ち合わせの時間に遅れる人がいると、自分の時間が無駄になるようで、すごくイライラしたことを思い出しました。それに気づいて、イライラしないために、必ず本を持ち歩くようにして、それからは、電車が遅れたり、待ち合わせの時間に遅れる人がいても、心安らかに?本を読むことができるようになったのですね。
これを機に、自分の感情に敏感になって、第三者の目で、より自分の心を平和に保ちたいなと思いました。