鳴門市ドイツ館と板東俘虜収容所跡
こちらも期待せずに訪問したら大ヒット!だったところです。鳴門市ドイツ館。
1917年から1920年の3年間、第一次世界大戦で敗れたドイツ兵が俘虜となり、板東俘虜収容所で生活されたのですが、その所長であった松江所長が捕虜の権利を守ろうと努力され、板東の人々との交流があり・・・
そこでなされた交流の1つが音楽会。ベートーヴェンの第九がアジアで初めて全楽章演奏されたことは有名だそうです。
そして、ここで亡くなられた11名のドイツ兵の慰霊碑を、(しばらくは放置されていたのだと思いますが)第二次世界大戦後に、いわれを知った高橋夫妻が手入れを続けたことがきっかけで、交流が始まり、元捕虜の方々の思い出の品が集まり・・・
展示品1つ1つに見入ってしまいました。
そのうえ、丁度こんな企画展もあり、松江所長の足跡にも触れることができました。
そして、映画にもなっているようです。
あまりに良かったので、近くの板東俘虜収容所跡にも行きました。
そしてドイツ兵の慰霊碑
徳島市内の観光は・・・
大分県立歴史博物館 「疫病退散」
大分2日目。
中津城、そして福澤諭吉旧居・福澤記念館から宇佐神宮に行く途中で立ち寄った大分県立歴史博物館。
目の前には、赤塚古墳。裏側の池の周辺にも5つ、あわせて6つの古墳がある場所は「宇佐風土記の丘」と呼ばれる史跡公園。
あんまり期待せずに行ったのですが、なかなか見ごたえもあったし、特に気に入ったのが、「疫病退散」という企画展。
そもそも、祭礼や祈祷って、疫病から逃れるための「祈り」が始まりだったりするのですね、というのが学び。
写真撮影OKの展示から、面白かったものをご紹介・・・
こういう企画もコロナがあって、歴史に学んでみようという流れの一環でしょうか・・・
三浦梅園旧宅&三浦梅園資料館
大分に行くなら、是非訪問を、と紹介されて、初めて知りました、三浦梅園。
そして、三浦梅園旧宅と三浦梅園資料館を訪問。
三浦梅園旧宅
そして資料館も、なかなかしっかり、子供にも分かりやすく工夫された資料展示になってました。
さて、この三浦梅園。大分の国東半島から、人生で3回しか出たことがない(長崎に2回、伊勢に1回)中で、「玄語(げんご)」全8巻、「贅語(ぜいご)」全14巻、「敢語(かんご)」全1巻の「梅園三語」で体系化し、日本最初の哲学者とも論されている方だそうです。
本を読んで学ぶだけでなく、自分の目で手で、実際に確かめることを大切にされ、哲学者であり、科学者であり、文学者でもあり、「豊後聖人」と称えられてきた方だそうですが・・・それにしては、あまりにも知られていない気がします。
翌日訪れた、中津の福沢諭吉旧居・記念館によると、福沢諭吉の祖父は三浦梅園にも学んでいるようです・・・
資料館で本も買ったので、もうちょっと勉強してみたいと思います!