心と身体と頭を鍛える!

日々0.2%の改善を記録して、自分をちょっとずつ成長させていきたいと思います。

ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」

日本人の特殊な部分をデフォルメして分かりやすく伝えようとしているのだと思うのですが・・・「外国(人)」を一まとめにしてしまってはいけないのと同じように、「日本(人)」を一まとめにしてしまってはいけないのでは?と、私からすると、ツッコミどころ満載。

 

「賑やかでよろしいね」が「うるさくて迷惑です」という意味だった~とか、懐石と思われるようなおもてなしとか、それって京都だけちゃうの?と思う事例が多かったんですよね。大阪のおばちゃんだったら、「騒がんといて!」とダイレクトに伝える気がするし、食事に行くのも、お上品なところじゃなくって、たこ焼き屋とか連れて行くような気がするんですけど(笑)

 

まぁ、そのツッコミは置いといて・・・マリでは、訪ねて行った先で、いきなり自分の家のように勝手にいつまでも滞在するのが普通、とか、ゆかりのある苗字同士だときつい冗談言いあうらしく・・・そういうところから日本に来たら、ギャップも大きいし、ハイコンテクストの世界に悩んでもおかしくないですよね。

 

あと、考えさせられた部分が、日本人は無宗教ではない、あらゆる宗教を受け入れている寛容さがある、という部分。「いただきます」という言葉とっても、宗教意識というものが深く浸透していると感じられるそうです。これは、森羅万象に神が宿ると考え、「道徳」を大切にする、そんなところから来ているように、私は思います。

日本人の「宗教的寛容さ」が、単にいろんな宗教の行事をイベント化してしまう、という趣旨でなく、「宗教意識が道徳として浸透している」という趣旨で、大切にしていきたいものだと思いました。