女子の品格
石川真理子先生の講演を聞いて、すぐ読みだした「女子の品格」ですが、ようやく読了。
いわゆる、お作法、礼法といったものに通じる内容も多く、全くと言っていいほどできていない私には、耳の痛い部分が多かったのですが・・・
「品格」の本質とはいったい何なのか?を考えてて、心に残った部分です。
私が思う品格のある人とは、お話していると、しみじみとした優しさが心の中に拡がり、あたたかい気持ちになる、そんな人です。
また、聞きかじったことをそのまま喋るのではなく、自分の心の奥深くに一度落とし込み、それから自分自身の言葉で語るだけの教養がある人。
そして、人を年齢や肩書で見ない人。ここはかなり重要です。
それから、対話における「間」の大切さについても、
相槌をうつタイミング、話の内容を吟味するような様子で黙るわずかの時間、話題を変える際の自然な切り替え方。これらは対話における「間」ということができるでしょう。
あるいは、自分の意見を述べる場合の、相手の心に踏み込みすぎないように配慮する絶妙な距離感なども、「間」です。「間合い」というと、もっとわかりやすいかもしれません。
私は剣道をしていたので、稽古の際は、空間の「間合い」には敏感でしたが・・・対話における「間合い」は、意識してこなかった気がします。そしてこれは「思いやり」がないと、なかなかできない気もします。