二宮尊徳を読む
映画「二宮金次郎」を見て、俄然、知りたくなった二宮金次郎・・・
こんな感じでいろいろ本を読んでみました。
「二宮尊徳一日一言」は以前にも読んだのですが、これだけでは、少々難しくて理解できず・・・
が、映画に続いて、「尊徳翁逸話集」で、数々のエピソードを学び、「二宮翁夜話」で、尊徳の語った内容を現代語で読み、少しづつ繋がってきました。
そして、二宮尊徳は「実践の人」というのを強く感じました。
1つだけ、引用させて頂きます。
翁のいわれるのに、真理(大道)というものは、水のようなもので、社会の隅々まで行きわたって、これを生かすものである。そのような生きた真理も、これを文字によって書物にしてしまうと、水が凍ったようなもので、物を潤すことはできなくなる。ところが、氷みたいになった書物を、各自がそれぞれ自分の体験(胸中の温気)によって、文字として凍っている真理を溶かした上でないと、役に立たないばかりか、かえって無用の邪魔物であると説いておられます。世間にも色々と学者はありながら、真理を生かして役立てる学者の少ないのを嘆いておられます。