ビジネススクールで身につける思考力と対人力
もう20年近く前に出された本のようですが・・・
こちらのマンガのもとになっている本と思われます。
そして、いいなと思うのが、「クイズ」で、自分の強い所、弱い所を確認できるところでしょうか。解説を読むだけでなく、実際に問題を解いてみることで、ちょっと実践に近づきます。
巻末に参考図書(懐かしいもの多し!)がありますが、論理的なアウトプットのために、すっごく勉強になったと思ったこの本があって嬉しくなりました。
そして、対人力もまだまだ弱いです。
ファシリテーターを、単なる会議の進行係と勘違いしていた自分を恥ずかしく思いました。いろいろな場面でfacilitateできるようになりたい…
複雑な問題をお互いの前提にあるものを共有しながら、お互いの未知と無知を探っていくのがダイアローグに対して、ディスカッションはお互いの既知について根拠に基づいて検討していくものなのである。結論を出すときにはディスカッションは欠かせないが「氷山の全容」を明らかにするためにはダイアローグが欠かせない。
我々の知識は無知に比べたらちっぽけなものだ。・・・「知る」とは無知という空間の中で「知」という風船を膨らませているようなものだ。多少自分の風船を大きく膨らませた位で、いかに我々が自己満足に陥りやすいことか。
重要なことは、未知と無知に対する謙虚な姿勢である。特に「知識ベースの付加価値を生む」ことが求められる今からだからこそ「知ること」を真摯に学んでいきたいものだ。