心と身体と頭を鍛える!

日々0.2%の改善を記録して、自分をちょっとずつ成長させていきたいと思います。

下流の宴

久しぶりに、どっぷりと小説を読みました。林真理子の「下流の宴

 

小説はネタバレはよろしくないのでしょうが・・・

 

実家が医者で「それなりの家柄」を大切にして、翔と可奈を育ててきた由美子の福原家。
沖縄の離島で両親が離婚し、父母の再婚相手との子供で7人のきょうだいがいる珠緒の宮城家。

 

中高一貫校を中退した翔が珠緒と一緒に暮らすことになり・・・

 

「医者の娘がそんなにえらいんなら、私が医者になりますよ!」

 

と由美子に啖呵をきって、受験勉強を始める珠緒にスカッとさせられるけど、

 

最後の翔の意思決定と、由美子の夫の言葉が、冷静に本質を見通している気がします・・・

 

私自身、「それなり意識」に囚われていると思うので、視野狭窄に陥っていないかな、とか、幸せって何なんだろう、とぼ~っと考えつつ、楽しませて頂きました。